おっさん革命

犬のこと中心のブログ

犬から家を守るために人工芝を敷く

犬と生活していると、家がどんどん汚れていく。放って置いたら、1週間くらいで家の中が外になってしまうだろう。

外へ出掛けた後は、必ずブラシで足を洗い、床も毎日拭いている、犬も2週間に1回のペースでシャンプーしているが、それでも汚れていく。

床や壁、ソファーは目立つ汚れを拭き取っても、しばらくすると茶色く変色してくる。犬に付着した汚れが、少しずつ擦り付けられているのだろう。

"何でそんなに汚れるの?毎日しっかり洗っていれば、そんなに汚れないよ"そう思った方、まずはコレを見てほしい。f:id:kmsif:20210715025701j:plain毎日こんな感じだ。無理でしょ?

そもそも、なんでこんなに汚れる?

ドッグランのプールです。

夏場に外で遊ばせる時は、必ず体を冷やすためのプールを用意するが、これがヤバい。f:id:kmsif:20210715190500j:plain

遊ぶ→プール→遊ぶ→プールをひたすら繰り返す。

このサイクルは非常に効率良く汚れられる。
汚れる為だけの作業と言っても過言ではない。

当然だが、何度も繰り返しているうちに、プールの水も泥水へと変化する。

泥水→遊ぶ→泥水→ゴロゴロ

もはや、汚れない要素がどこにもない。
帰る頃には、全身泥だらけだ。


さて家に帰って来て、犬を洗うことになるが……。

毎日シャンプーは、さすがにキツいし、犬にも良くないので、基本的には水洗い。
全身の砂を洗い流して、拭くことになる。

以前は風呂場で洗っていたが、庭に変更した。
大量の砂を流すことになるので、そのうち排水口が詰まりそうで怖くなった。

しかし庭で洗うと別問題が発生した。
芝のない部分も結構あるので、家に上げる前にまた足が汚れてしまうのだ。

なので
庭を人工芝に張り替える!
勢いでやることを決めてしまったが、これが結構キツかった……。

目隠しの木を撤去
全面人工芝にしたかったので、意味のない位置の目隠しの木を撤去することに。
根っこから抜く必要があるので、クレーンを使わないと無理。なので業者さんに頼むことになる。

芝を剥がす
30㎝×30㎝くらいの大きさで剥がしていく。シャベルで切れ目を入れて、引き剥がす。
燃えるゴミで出すために、剥がした芝から土を叩き落として、日干しする。
これが一番キツい作業なのに、このあたりから犬の邪魔が入る。f:id:kmsif:20210715213614j:plainどいてくれ!
抗議デモなのか?

整地
シャベルである程度、高さを均一にする。その後、グラウンド整備するみたいなやつで、均していく。
端から全体の高さを確認しながら微調整。

しかし、またしても犬の邪魔が入る。
何故か掘る。f:id:kmsif:20210715201404j:plain
整地→掘る→整地→掘る
の非生産的な作業を繰り返すことになる。
頼む!やめてくれ!

砂まき
水捌けを良くするために、土の上に砂を撒く作業。土から1cmくらいの高さで均一に撒くが、かなりの量が必要。
家とホームセンターを何往復したことか……。

人工芝を敷く
ここまで来たら完成したも同然!
人工芝を敷いて、端をピンで留めるだけ。

できたぁ〜!

完成したら、直ぐに犬がゴロゴロをはじめた。
どうやら気に入ってくれたみたいだ。f:id:kmsif:20210715204831j:plain

やはり人工芝だと汚れない!
ドッグラン後の水洗いも、非常にやりやすくなった。
更に、気楽に犬を庭に出して、遊ばせられるメリットもあるのだ。

が、
家は相変わらず汚れている。
よくよく考えたら、これだと家の庭で汚れないだけ。
問題なのは、"ドッグランで汚れ過ぎ" と "洗っても落としきれない"ことなので、根本的な解決になっていなかった。

相変わらず、床拭きに精を出す毎日。
あっ!待ちなさい!f:id:kmsif:20210715214800j:plain
"汚れることを受け入れる寛容さ" を持つことの方が大切か?

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犬 VS Amazon

Amazonで購入した物が届いた。

歯ブラシしか買った覚えがないが、なんだこの大きな段ボールは?

開けてみると、中には申し訳なさそうに歯ブラシ2本だけがテープで貼り付けられていた。

また、かさばるな……。

非常に便利なので、ついついAmazonに依存してしまうが、どうしても段ボール問題が発生する。

ふと、収納場所に目をやると、そこには山のように積まれた段ボール。
また、こいつを車でスーパーまで運ぶことを考えると、ため息が出てしまう。
資源ごみを家庭用のゴミで出せれば、凄く楽なんだが……。

なんとかならんかな?

そんなことを考えていると、ドアの向こうから彼がやってきた。

「俺にまかせろ」f:id:kmsif:20210711200959j:plain

犬が自信に満ち溢れた表情で、私を見上げている。

「お前に出来るのか?」

段ボールは、これだけではない。
もっと大きなモノもある。
それらを全て解体するのは、至難の技だ。
大丈夫なのか?

「早くよこせ」

どうやら本気らしい。

「分かった……信じよう。」

まず、今日届いた段ボールを渡してみる。すると、彼は直ぐに攻撃を開始した。f:id:kmsif:20210711214136j:plainバキバキバキっ!
数カ所に歯を突き刺し、一気に引き千切る。そして噛んでは千切り、千切っては噛む。

すっ、凄い!

あっという間に解体作業は完了!f:id:kmsif:20210711212706j:plain 完・全・勝・利!
これがお前の力なのか……。

よし、お前の実力は分かった。
じゃあ、こいつを頼む。

先程とは比較にならない大きさ。
彼の体の倍はある、メガサイズの段ボール。

どうだ?流石に無理か?

「舐めるな」

ガリっ!f:id:kmsif:20210711213240j:plain闘争本能むき出しの表情!このサイズを相手にしても、引く気はないらしい。

力強く、大きな敵をバラバラにしていく。

まさか、こいつも解体出来るのか……。

すると、あれほど勢いよく解体していたのに、突然作業を中断して、こちらに視線を送ってきた。

なんだ、どうした?

ズズズっ。段ボールを必死に引っ張っている。
そして少しずつ私に近づき、それを押し付けてきた。

??

えっ?持つの?

半信半疑で段ボールの端っこを持つと、また勢いよく引き千切りはじめた。

手伝えってこと?

どうやら、作戦変更らしい。
私が持っている周辺を中心に千切りはじめる。

「しっかり持っていてくれ!」

私に合図をしながら、ガジガジ解体を進めていく。

まぁ、仕方がない。
さすがに相手が大き過ぎた。
これくらいの協力は、やむを得ない。

しばらくすると、今度は彼が段ボールを咥えたまま動かなくなった。

??

今度は何?

えっ?俺に引っ張れってこと?

また作戦変更らしい。
彼が咥えた段ボールを私が引き千切る。

咥えては千切り(私が)、千切って(私が)は咥える。

これは……自分でやってるのと殆ど変わらない。
こんな感じで全部を解体するなら、捨てに行った方が早い。
しかし、ここまで頑張ってくれたのだ。
それで良しとしよう。

「ありがとう、もういいぞ」

そう言って段ボールを片付けようとするとf:id:kmsif:20210711221729j:plain
えっ?立て篭もった(・・?)

これは、まさか……遊べということか?

結局、この後30分ほど遊ばされることになる。
段ボールの中を行ったり来たり。
外へ逃げたかと思うと、また段ボールの中に籠る。
そして、齧るから持ってくれと、せがまれる。

最初から車で捨てに行った方が、早かった。
そんな悲しい結果になったが、彼だけは満足した表情をしている。

犬の "まかせろ" は信用するな!
彼らは、基本的に人間の作業を増やす生き物なのだ。

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犬と海

まだ犬を飼って間もない頃、どうしても連れて行きたい場所があった。

f:id:kmsif:20210709172842j:plain

潮の匂い、寄せては返す波、永遠と続く砂浜。
どんな反応をするのだろう?想像しながら、期待に胸を膨らませていた。

7月某日、気温は高めだが朝から曇り空。
これなら砂浜も安心して歩ける。犬を連れて海へ行くには最高の天候だ。

海に行くか!

そう何度も話しかけてみるが、犬はこちらを見ながら首を傾げるばかり。

そして、いつもドッグランへ行く時と大して変わらない装備のまま、海へと向かう。

犬はドッグランへ行くつもりなのだろう、車の中ではいつもの様に大はしゃぎだ。
たまに開いている窓から顔を出して、生意気にも風を感じている。
サングラスでもあれば似合いそうだ。

10分も車を走らせると、車内は潮の香りで満たされ、眼下には広大な海と砂浜の景色が広がる。

駐車場を見つけて、車を停車。
後部座席の犬を見ると、いつもと違うことを察知したのか、その表情から警戒心を覗かせている。

どんな反応をするのか?色々と想像しただけで、笑みが溢れてしまう。

後部座席のドアを開け、リードを装着する。

いざ砂浜へ!

「どうだ?これが海だ。」

犬は、初めてくる場所にまだ警戒しているようだ。
やや低い姿勢で匂いを確かめながら、ゆっくりと進む。
いつもとは違う種類の匂いが多いのだろう、あらゆる場所で長い時間をかけて匂いを確かめる。

そしてある場所で引っかかった。
まだ波打ち際まで50m以上あるその場所から、動かなくなった。
ひたすら匂いを嗅ぐ。色んな角度から地面ギリギリまで鼻を近づけ匂いを嗅ぎ続ける。
リードを引いてみるが、前足にグッと力を込めて拒否。
もうちょっとだけ……そういっているかのように、必死に匂いを嗅ぐ。

「もういいだろう?」

強めにリードを引いたその時……

バタンっ、ゴロゴロゴロ〜〜、グリグリ、ゴロゴロ〜。
砂浜の上で全身を地面に擦り付けはじめた。
その表情は、完全に悦に入っている。

止められない……。

しばらくローリングを続けた後、満足したのか、こちらを見て "もういいよ" と合図してくるが……

まだ波打ち際まで50mの地点で、全身砂だらけだ。
海に連れて来る時点で、汚れることは覚悟していたが、この段階でこんなに汚れるとは。

まぁいい、どっちにしろ汚れる。早いか遅いかだけの問題だ。

その後も、あっちこっちの匂いを確かめながら、ゆっくりと波打ち際まで進んでいく。

そして、ようやく波がとどく場所まで到着。

一番楽しみにしていたのは、波への反応。怖がるのか?はしゃぐのか?f:id:kmsif:20210709205421j:plain

ザバァ〜!

犬の足元に波が寄せてくる。そして引いていく。

が、無反応。

何度も波のが足の間接あたりまでとどくが、やはり無反応。
たまにブルブルするだけで、波への反応は皆無だ。

もう少し海側に近づいて歩いてみる。
今度は、腹くらいまでの波が来るが、少し邪魔くさそうにするだけ。

そんなはずはない。
動画で見た犬達は、お祭りのようにはしゃいでいた。波打ち際で飛び跳ねたり、波に向かって吠えたり、とにかく大きなリアクションをしていた。

まだ我が家の犬は、砂浜の何もないところで、ゴロゴロしただけ。
そんなことは、家の庭でもする。

本気を出してくれ!
そんな思いで、波打ち際をず〜〜っと歩いて行くが犬の反応は変わらない。
ただただ私が濡れるだけの散歩。

それでも、駐車してある車が見えなくなるまで歩き続けたが、

「戻ろうか……」

もはやこれ以上歩く理由がない。

今度は、波打ち際から離れた場所を通りながら、車へと引き返す。
お前の飼い主は、もうこれ以上濡れたくないのだ。

魚の匂いでもするのだろうか、また匂いを確かめながら、ゆっくりと戻る。

そしてお気に入りの場所まで戻ってくると、またゴロゴロを始めた。
全身に衣を纏わせた状態で、満足そうにこちらを見ている。

「……カラッと揚がりそうだな。」

海での楽しみ方は人それぞれ。
こいつはこいつなりに海を楽しんだのだろう。

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犬がパンを食す。

「何だこれは?」

f:id:kmsif:20210707190822j:plain

飼い主の男の方がおもむろに床に置いたもの。

「パンだと言っていたが…」

「気になるのはサイズだ。明らかにいつもより大きい。」

匂いを確かめる。

f:id:kmsif:20210707192504j:plain

「いつも、あいつがくれるパンとは違う匂いがする。」

考えてみる。

「そもそもあいつがくれる物は、あまり信用出来ない。」

「一応、ちゃんと食べられる物をくれるが、ボス(嫁)がくれる物よりグレードが落ちる。」

「今これを食べて、"さっきもらったでしょっ!"なんてボスに言われ、美味しい物を逃したら……」

男の顔を確認してみる。

「嬉しそうにこちらを見ているが、自信があるのだろうか?」

「いや……この男は、だいたい嬉しそうな顔をしている。騙されるな!」

そういえば……

「以前、この男にもらった"白菜"。あれは酷かった。」

f:id:kmsif:20210707194340j:plain

「うっかり齧り付いてしまったが、何の味もしない。」

千切るだけ千切って、結局捨てたことを思い出す。

「確かあの時も、嬉しそうな顔でずっと見ていたが……今回はどうだろうか?」

触ってみる。

f:id:kmsif:20210707195304j:plain

確かにパンの感触だ。

「しかも肉球への心地よい低反発、この感触は美味しい物の確率が高い。」

「どうする?今のところ、ボスが戻ってくる気配はない。それに、戻ってきたところで美味しい物をもらえる保証はない。」

それなら、今コレを頂くか……。

最後にもう一度だけ、男の顔を見る。

「本当に大丈夫なんだな?」

男が頷いている。

食す。

f:id:kmsif:20210707201412j:plain

「んっ?、ん〜ん?」

「あっ……そういう感じね。」

「不味くはない。」

「期待したほどでもないが、悪くはない。飼い主の男の方にしては、上出来か。」

「とりあえず、全部食べてしまおう。」

その時、玄関の方から音がした。

ボスの帰宅。

「しまった!」

パンを食べているところを完全に見られ、"あっ、パンもらってたの?"と何かを冷蔵庫にしまおうとする。

「違うんです、ご主人。これは、こいつが勝手に……」

「さぁ、お前からも事情を説明するんだ。」

男を見るとまだニヤニヤしている。

そして締まりのない顔で"何買ってきたの?"とボスに尋ねている。

ボスが冷蔵庫から出した物、それはf:id:kmsif:20210708195900j:plain

世界ランク2位の食べ物。

「マジですか?ご主人……」

既におやつをもらってるところを目撃されているので、世界ランク2位の食べ物は、再び冷蔵庫の中に消えていった。

「一口だけでも頂けないでしょうか?ご主人!」

しかし、"後で!今パンもらったでしょ!" の一言を残して、冷蔵庫の扉は閉された。


"飼い主の男の方は、信用するな!"

再び、そう心に刻みながら、男の方を見る。

何が楽しいのか?男は相変わらず嬉しそうな顔をしている。


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犬のモニタリング

犬との生活も既に2年目。様々な躾をしてきたが、今日その真価が問われる。

我が家ではテーブルの上の物には、一切手を出さない様に躾をしてきた。

テーブルの上は危険がいっぱいだ!f:id:kmsif:20210706202539p:plainネギ類やチョコレートなど犬にとって毒になる物。
小さいプラスチックなど誤飲に繋がる物。
人間が様々な物を置くスペースなので、出来るだけ近づけない様に心掛けたい。

"危険な物は置かなければいい" という意見は却下!

人間はウッカリな生き物だ。
万が一のことを考えたら、しっかり躾した方がいい。
それにネギ類は料理から外せない。玉葱なんかは、だいたいの料理に入っている。
テーブルに並んでしまうのだ。

我が家の犬も子犬の頃は、食事の時にテーブルに乗り上げてきていた。
匂いに釣られて、どうしても我慢できないのだろう。

はじめは乗り上げたタイミングで、しっかり叱っていた。
"これをやったら叱られる" と覚えこませる。

そして我慢ができるようになってきたら、ご褒美を与える。
お座りして待っている時におやつを与え、"大人しく待っていたら、おやつがもらえる" ということを覚えさせる。

その甲斐あってか、今ではテーブルの上の物に、勝手に手を出すことはなくなった。

大好きな肉やチーズがあっても、ヨダレを垂らしながら、ひたすら我慢できる。f:id:kmsif:20210706221513j:plain 少し可哀想な気もするが……。

しかし、ここで疑問が湧いてきた。

私達が見てなくても我慢できるのか?

そうでなければ、意味がない。その為に躾をしてきたのだ。

テーブルの上にチーズ一欠片だけ置いて、私達は部屋を出る。
5分後に戻ってみてどうなっているか?

何か騙すようで気が引けるが、気になる。
そう、今までの躾の真価が問われる。
これが出来たら、とびっきりのご褒美をあげよう。

テーブルの上の物は全て片付けて、チーズ一欠片だけ置く。
そして、ゆっくりと部屋を後にする。

犬は怪訝そうな表情で、首だけを動かしながら、こちらの動きを追う。

そっと扉を閉めて、少し離れた場所へ移動。5分を計測しようと、スマホを取り出……。忘れた。

仕切り直しだ。さっきの部屋に戻り、床に置いてあったスマホを手にする。
「じぁね、待ってて」と、また部屋を出ようとしたが……。

「ん?あれっ?」チーズがない!

いくらなんでも早すぎる。置き忘れたのか?

嫁と顔を見合わせた後、犬の方に目をやると、耳をペタンと倒した状態で必死に目を逸らしている。

おやおやぁ〜。覗き込むように見るが、絶対に目を合わせようとしない。

怒られる時の仕草だ。

こいつ……やったな。

「あれぇ〜、ここのチーズどこいったぁ〜」

嫁がチーズのあった場所を指差しながら、事情聴取をはじめた。

容疑者は、相変わらず耳を畳んだ状態で、ただただオロオロしいる。
全身で自白しているも同然だ。

そして、ごめんなさいと言わんばかりに、嫁と私を交互に舐めはじめる。
事情聴取も終わってないのに、謝罪をはじめた。

悪いことをしてしまった、という自覚はあるらしい。
どうしても誘惑に勝てなかったのだろう。

人間と同じだ。

実際のところ、嫁も私もこの展開に期待していた。一番ホッコリする結末だ。

人間も犬も完璧じゃない方が魅力的だ。

どこか不完全で滑稽な様は、見ている人を幸せにする。

ただ、今回1つだけ問題があるとしたら、いくらなんでも早すぎる……。

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雨ニカケル

昨日は一日中雨に降られた。
それなのに今日もまた雨。
確か一昨日も雨だった気がする。
天気予報を見ると明日以降も傘マークが並ぶ。

いつになったら、外に出られるのだろうか……。

彼に事情を説明してみるが、玄関でずっとこの状態である。f:id:kmsif:20210705152101j:plainあまり伝わってないらしい。

午前11時、いつもならドッグランに行く時間だが、雨足が弱まる気配はない。

何度も外を確認してみる。
そんなことをしても雨が止むはずもないが、ついついやってしまう。

「今日も出掛けないのか?」

しびれを切らした彼は、不審な眼差しをこちらに向けてくる。

カーテンを開け外を見せながら、もう一度彼を説得してみる。

「今日は無理だ。止むまで待とう。」

彼は外と私を交互に見た後、その場にうつ伏せになった。

納得はしてないが、察したのだろうか?
その後は何も要求してこなくなった。
しかしうつ伏せの状態のまま、不貞腐れた表情で、ずっとこちらに視線を送っている。f:id:kmsif:20210705183658j:plain

しばらくして、私がトイレに立ち上がると、"ガタンっ!" 慌てて彼も立ち上がる。

「行くのか?」

まるで犯罪者を追う防犯カメラの様に、彼の視線が私を追尾する。
そして私がトイレに入っていくのを確認すると、残念そうな表情でまた元の場所に戻る。

私が動く度にこの反応を繰り返すが、無理なものは無理。雨足は強いままだ。

また天気予報を確認してみると、夜までビッシリの傘マーク。
恐らく、雨足も弱まることはないだろう。
しかもこんな日が連日続いており、明日以降も晴れることは、しばらくなさそうだ。

彼は相変わらず、うつ伏せのまま私を凝視している。
このままでは、少し可哀想な気もする。

なんとか気を紛らそうと、色々与えてみるが反応しない。

「分かってるだろ、それじゃない!」

彼は目の前のおもちゃから目を逸らし、あからさまな意思表示をする。
外へ行く以外に動く気はないらしい。

しかしここで引いてはいけない。
"思い通りにいかないこともある"と、しっかり教え込まなければいけない。
今はまさにそのタイミングなのだ。

もう一度、彼に外の状態を確認させながら

「雨、あーめ。雨だから行けないの!」

"雨が降っている"という状態を彼に認識させようと、何度も繰り返す。

すると、ずっとうつ伏せだった彼が、スッと立ち上がり移動し始めた。

「分かった、もういいよ……」

ヨタヨタと歩いている後ろ姿は、そう言っているかのようだった。

やっと諦めたか?そう思ったが……
どうやら私は、彼の意思を甘くみていた。

今度は玄関の下まで降りて、扉の前で鎮座し、先程よりさらに強い視線をこちらに送り始めた。f:id:kmsif:20210705204315j:plainその眼差しには "絶対に引かない" そんな思いが宿っている。

もう一度説得しようと"雨だからダメ"を連呼してみるが、今度は微動だにしない。

「もう、ここから一歩も動かない!」

そんな彼との睨み合いがしばらく続いた。……本気らしい。
どうやら、諦める気はないみたいだ。

「……分かった。行くか!」

負けた。ダメな飼い主だ。

天気予報では、夜まで雨は降り続くらしいが、もはや関係のないこと。

彼は玄関を開けた瞬間に「ワンっ!」と雄叫びを上げ車に駆け込む。
そして彼を乗せた車は、雨のドッグランへと走り出した。

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侮るな!犬の抜け毛は無限だ!

日々、犬の抜け毛と戦う。
毛だらけの犬達は、抜け毛を無限に生成してくる。
飼い主はこの抜け毛と戦わなくてはいけない。


ボーダーコリーは、そこまで抜け毛の心配しなくていいよ。
犬舎のおっさんが、そんなことを言っていたが……。
騙された。ビックリするくらい抜ける。

何もしなければ、1週間で家は抜け毛に占領されてしまう。
油断していると、目の届かない場所に抜け毛の王国ができていることもある。

毎日、コロコロで戦っていたが焼け石に水。やってもやっても、減っている気がしない。
換毛期の家の中は、もはや目も当てられない状態になってしまう。

"駆逐しなければ"ということで、抜け毛との戦いがはじまった。

まずは……

服を着せる。f:id:kmsif:20210704144736j:plain
狙いは抜け毛の絶対数を減らすこと。
服で覆われている部分からの抜け毛が無くなったため、若干減った感じはするが欠点が多い。

  • 服から出ている部分から抜け毛は攻め込んでくる。
  • 一番生産能力が高い、首回りのモフモフが剥き出しである。
  • 脱がした時に毛がふぁさぁ〜ってなる。
  • ずっと服を着せっぱなしは犬が可哀想。

ということで、早々に作戦変更。

ブラッシングする。f:id:kmsif:20210704211138j:plain
抜け毛対策の基本!
これをやると日々の抜け毛は圧倒的に減る!
結構大変な作業だが、やってみると恐ろしいほど抜ける。
抜け毛で、もう1匹子犬が出来てしまうくらい抜ける。 

それくらい大量の毛を処理できるので効果は抜群だが、これだけではまだ足りない。

なぜなら、いくらブラッシングを頑張ってみても、抜け毛を殲滅することはできないからだ。

ブラッシングしている時のことを思い出してほしい。やめ時に困ったことはないだろうか?

やったら、やっただけ抜ける。

無くなるまでずっと抜けるのでは?と思う程にずっと抜ける。
"もう抜けないから終了"なんてことは一度もない。
どこかで妥協して、終わらせているだけだ。

そう、彼らの抜け毛は無限なのだ。

ここから我々の本当の戦いが始まる。

掃除に全戦力を集中!f:id:kmsif:20210704211359p:plain
ブラッシングで抜け毛の絶対数は減っている。あとは各個撃破するのみ。
しかし犬の抜け毛を舐めてはいけない、数が減っても結局は大軍!そして無限!
それに対抗する戦力は、しっかりと整える必要がある。

我が家で活躍する対抜け毛兵器を紹介しよう。

ダイソン
圧倒的な吸引力と掃除範囲を持つ、強力な中型兵器。
日々の各部屋清掃、ブラッシングの後の清掃、等々あらゆる場所や場面で活躍する。
アタッチメントも豊富でオールマイティーな活躍を見せる。

ルンバ
驚異的な索敵機能を搭載した、自動お掃除兵器。
出掛ける時は必ず出撃!体力を消耗せず、抜け毛の絶対数を減らしてくれる。
以前、犬のウ○コを吸ってモチベーションは低め。

>>ルンバが犬のウ○コを吸った日

ハンドクリーナー
抜群の利便性を誇る、超軽量型の即時攻撃用兵器。
狭い場所の抜け毛が気になった時は、こいつの出番。手軽に取り出せるので、ピンポイントで使用したい時にも活躍する。

ブロワ
圧倒的な風圧、隠れた敵を全て炙り出す補助兵器。
手の届かない場所に隠れている抜け毛やホコリを一網打尽!ルンバ出撃の前に使えば、破壊力抜群!

コロコロ
対布戦での貫禄の性能!回転式の超強力粘着兵器(手動)
服、布団、絨毯など布に付着した抜け毛処理は、お手の物!抜群の安定感!

素手
安定の最終手段!5本の指で構成された超精密兵器。
各兵器に絡み付いた抜け毛の処理や吸引出来ない状態の抜け毛の回収がメイン。
あまりにも大きな毛の塊りは、素手で回収するのが効率的。

我ながら完璧な布陣だ!
負ける要素が見当たらない!
これで抜け毛対策は万全!

そう思っていたが……甘かった。

物量だけではなかったようだ。
"毛"の恐ろしさを体感させられた。

まずルンバの車輪に大量の毛が巻き付き、部品が破損して動かなくなる。
主要戦力が戦線離脱。

ハンドクリーナーも大量の毛を吸い込み、内部で詰まりが発生し吸引力低下。

ダイソンが孤軍奮闘するも、一回使用するだけで、本体とアタッチメントに大量の毛がまとわりつく。
毎回、処理に悩まされる。

文明機器達が次々と悲鳴を上げていく。
これだけの兵器を揃えて、ほぼ敗北に近い感じだ。

結局、振り出しに戻る。
コロコロに依存する毎日。

何度も言うが、抜け毛は無限!

いろんな物に頼っても、結局は労力の覚悟が必要なのである。

無限に生成される抜け毛を、完璧に楽して処理する方法はない。

犬との生活は、その手間を楽しむことなんだと思うことにした。


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