おっさん革命

犬のこと中心のブログ

犬も人間も嫌なものは嫌

歯を触られる。

褒められる。

おやつをもらう。

歯を触られる。

褒められる。

また、おやつをもらう。

歯を触ら……

なんだ?飼い主は何をしている?

何日も前から、夜になるとこの不思議な儀式が始まるようになった。
歯を触られた時に何もせずに、じっとしているだけで、褒められて報酬が貰える。

飼い主の考えることは、だいたい把握しているつもりだ。
"報酬が貰える=私に何かを教えている"
この法則は絶対だ。
きっと新しいトレーニングに違いない。

しかし、いつもとは少し違う。
今回は何もしていないのに、報酬を貰えている。そこが腑に落ちない。

そもそも、このトレーニングが始まった切っ掛けは……。


以前、飼い主が"歯磨き" といいながら、私の口に色々な物を入れようとしていたが、歯を食いしばって阻止したことがある。
嫌なものは嫌だっ!口の中を触られるのが大嫌いなのだ。

何度もこのやりとりをしたが、絶対に口を開けない私に対して、飼い主達は非常に困った顔をしていた。

さすがに諦めたのか、しばらくは歯を触られることは無かったが、1週間くらい前にある出来事があった。

私の口の中に傷みたいなものを発見した飼い主が、それを見せろと凄んできた。

いつものように必死に抵抗したが、今回はなかなか引かない。
しばらくすると、私の口をこじ開けようとしていた飼い主が、急にトーンダウン。
ため息をついて、今度はパソコンと睨めっこを始めた。
うちの飼い主は、困った時は必ずパソコンに依存する。
カタカタ音を立てながら、何か調べているようだ。

すると、パソコンに向かっていた飼い主が、突然おやつ箱へ移動し、片手に大量のおやつを持った。

そして、私の歯に触れたかと思ったら、直ぐに口から手を離して、おやつをくれる。
これを繰り返し始めた。
また、パソコンが飼い主に何かを吹き込んだらしい。

不思議なトレーニングが始まったのは、確かこの時からだ。

無理に口を開けることも、芸をする必要もない。黙って座っていれば、口の中に勝手におやつが入ってくる毎日だ。
少し気持ちが悪い。

しかし
何日も同じことを繰り返しているうちに、こうも思える様になってきた。

報酬は確実に貰えるのだから、歯を触らせるくらい我慢してもいいか。f:id:kmsif:20210720212027j:plain


行動の直後に楽しいこと、嬉しいことがあると、またその行動をしてくれる。行動の強化(正の強化)

動物も人間と同じで、嫌なものは嫌なのだ。
動物に過度なストレスが掛からないように、日常のケアや医療行為ができるようになったら、素晴らしいことではないだろうか。

とりあえず、歯は触らせてくれる様になったが、まだ歯磨きまでの道のりは長い。

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