なぜそこにペットシーツを置いた!の話
あなたの家のペットシーツ、本当にその場所で大丈夫ですか?
我が家では、2〜3時間程度出掛ける時は必ずゲージの中で留守番をさせる。犬をゲージ慣れさせることと、その方が安心だという理由からだ。
ゲージの中にはトイレ、おもちゃ、水が入れてあり、もう少し広ければ人間でもそれなりに居心地が良さそうな空間だ。トイレは念のためだ。留守番中に使用することはほとんどない。
何かあったら心配なので、ゲージが映るように固定カメラも設置して、外からスマホで様子を確認できるようにしてある。
慣らした甲斐あってか、いつも大人しく留守番してくれるが本当は寂しいのだろう。私達が家に戻ると、しっぽが千切れるのではと思うくらい左右に振り、ゲージに飛びついて早く開けてくれとせがんでくる。我慢してたんだね、と思うとたまらなく愛おしいくなる。私の方が我慢できず、甘えてくる犬の顔を口に入れてしまう。留守番させた日は毎回こんなやり取りをする。
その日もコングにおやつを詰めて、ゲージに誘い込む。いつも通りすんなりゲージの中に入り、コングに夢中なうちに出掛ける。
食事と買い物を済ませて直ぐに帰る予定だったが、休日ということもありどこも混み合っていた。いつもより長く留守番させてしまったな、と少し不安になりスマホで犬の様子を確認することにした。カメラに映ったのはいつも通りおもちゃを枕に寝ている犬。安心して買い物に戻ろうとしたが、カメラの映像に何か違和感がある…。なんだろう?少し気になったが犬は普通に寝てるし、まぁいいか。それから30分程で家に到着。リビングのドアを開け、そっと留守番中の犬を確認した瞬間、ん?これはっ!。
スマホの映像の違和感…あまり鮮明ではない映像でちゃんと確認できなかったが、ペットシーツの上にはしっかりとウ○コがしてあった。
そして私達が帰宅した時にゲージの中の犬が必ず寄ってくる場所…
ペットシーツはそこに置かれていた。
"おりこーさん、ちゃんとでちたの!"言ってる場合ではない。
いくらバカ夫婦でも、この後の惨劇は容易に想像できる。
犬は確実にウ○コの上に来る!
しっかり留守番できたのだ。さぁいつものように甘えさせてくれ、と言わんばかりにしっぽを振る速度上げながら、こちらににじり寄ってくる。
"ちょっ、待っ…"
とにかくペットシーツから遠ざけよう。頼む、動かないでくれ!ただただ祈りながら、犬を刺激しないように少しずつ移動する。"待て、待ぁ〜て"ゲージの中の犬にそう言いながら、ペットシーツとは反対側へ少しずつ…が遂に我慢の限界を超えたらしい。
ガシャっ!
とりあえず、後ろ足でグニャ!続いて前足でもグニャっとしてからゲージにベタベタ。高速で振り回しているしっぽでバタバタバタ。一通り体に付着させた後は、ゲージ内を縦横無尽に走り回る。
現実を受け入れるまでやや時間が掛かったが"…ただいま"そう言いながら、やや色味が変わった愛犬を抱えて、風呂場へ向かったのでした。
我が家の愛犬は、今でもゲージを嫌がることなく、大人しく留守番してくれてます。