犬の不思議な行動
我が家の愛犬は、おかしな行動をする。
ルーティーンなのか?
毎回、私の特定の行動に合わせて、犬も決まった行動をするのだ。
それがこれ↓
私が洗面台で髪をセットし始めると、必ずオシッコをする。
私がキッチンで皿を洗い始めると、必ずオシッコをする。
私が仕事から帰ってきて、着替えていると必ずオシッコをする。
オシッコばっかり……。
他にも"餌を食べた後"や"他の犬のオシッコにマーキング"など
必ずオシッコをするタイミングはあるが、これらは"犬の習性なのかな"で納得ができる。
しかし、私の行動に合わせた、オシッコは理由が分からない。
私が皿を洗い始めると、"あっ!"という顔をして、慌ててトイレ駆け込む。
そして、オシッコが終わると、皿を洗っている私の横で"どうだ!"と言わんばかりの表情をするが……。
どうしろというんだ?
皿洗い中の私に、早くトイレ掃除しろとでも言ってるのだろうか?
むしろ、トイレ掃除に行きづらいタイミングでのオシッコが多い気がする。
そもそも人の特定の行動を見て、尿意を催す理由が分からない。
しかも、どの行動もトイレを連想させるものではないので、余計に不思議である。
いったい、何をどう考えて、その行動をしているのか?
そしてもう一つ
これもよく分からない↓
私が寝ようとすると、一旦ゲージに入り、10秒くらい横になってから、私の枕元に移動して寝始める。
この行動も毎日必ずやる。
そして、このルールは徹底されている。
犬の方が先に枕元で寝ている場合。
後から私が布団に入ると、わざわざ枕元からゲージに移動して一旦横になってから、また枕元に戻ってくるのだ。
それなら、ずっと枕元にいればいいのにと思うが、ゲージを必ず経由するルールは遵守するらしい。
一度、意地悪でゲージを閉めた状態で、私が布団に入ったら、ゲージ入口の前で不貞腐れて寝てしまったことがある。
ゲージを経由できない時は、枕元に来ないのだ。
この行動も全く理由が分からない。
特に原因になることがあった訳ではなく、気付いたらこうなっていた。
もしかしたら、原因があったのかもしれないが、思い当たらない。
もともと犬はルーティーンを繰り返すことが好きな動物だというが、こういうことなのだろうか?
だとしても、
どうして皿洗いをしている私を見て、トイレに行こうと思ったのか?
犬と一緒に生活していると、彼らの考えていることを、どんどん知りたくなっていく。
行動心理学でも勉強してみようか……。
もしかしたら、もっと自分のことを知ってもらうために、ワザとやってる?
飼い主の戯れ(たわむれ)
無性に余計なことを、したくなる時がある。
あまりの暑さに、日中は家に篭りっきり。ゴロゴロしてスマホをいじっているのは得意じゃないので、ストレスが溜まる。
かといって、特にやることもない……
人間が余計なことをするのは、こんな時だ。
う〜ん、何かすることないかな?と考えていたら、犬が段ボールで遊んでいるのを見て、閃く!
段ボールで犬の鎧を作ろう!
"きっと良いものが出来る"そんな気がして、ワクワクしてきた。
直ぐに犬から段ボールを取り上げ、ハサミを持ってきて作業に取り掛かる。
職人気分で少し楽しい。
そんなに暇なら、設計図でも書いて、それなりの物を作ればいいのだが、そこまでするのは、めんどくさい。
余計なことをする時は、志も低い。
段ボールを適当に裁断し始める。
そして、なんとなく犬の身体に巻いてみるが、テープで固定されてるのが気に入らない。
なので、
段ボールの側面に穴を開けて、ベルト形式で固定することにした。
そして完成した物が、これ!
なかなかの出来映え…
しかし、身体にフィットしていない感じが、どうしても気になる。
もっとしっかりと固定出来るように、穴とベルト部分の微調整をしてみる。
外して調整→もう一度巻く→外して調整、を何度も繰り返して、犬の身体にフィットさせていく。
「待ってろよ、最高の鎧を作ってやるぞ!」と意気込む飼い主とは対照的に、犬のテンションはどんどん下がっていく。
そして嫁に救いを求める。
おいっ、やめさせろ!人間が余計ことをする時は、犠牲者がつきもの。巻き込まれるのは、事故だと思って諦めるしかない。
残念ながら、お前の飼い主は、まだまだやる気だ。
なんだかんだで、身体に巻く部分は完成し、残すは装飾だけ。
どういう装飾にしようか?
志の低い人間が、程度の低い想像力を働かせる。
イメージが固まってきたら、すかさず作業を再開する。
また適当に段ボールを裁断し、マジックで名前を記入して、鎧に取り付ける。
そして遂に完成!
腹部へのダメージを大幅に軽減してくれるのに、軽くて動きやすい!
さらに段ボールとは思えないフィット感!
飾り部分も風速5mまでは耐えられ強度!
犬用ボディーアーマーの完成!
ということで……皆さん
暇な時は、諦めて寝ましょう
犬も人間も嫌なものは嫌
歯を触られる。
褒められる。
おやつをもらう。
歯を触られる。
褒められる。
また、おやつをもらう。
歯を触ら……
なんだ?飼い主は何をしている?
何日も前から、夜になるとこの不思議な儀式が始まるようになった。
歯を触られた時に何もせずに、じっとしているだけで、褒められて報酬が貰える。
飼い主の考えることは、だいたい把握しているつもりだ。
"報酬が貰える=私に何かを教えている"
この法則は絶対だ。
きっと新しいトレーニングに違いない。
しかし、いつもとは少し違う。
今回は何もしていないのに、報酬を貰えている。そこが腑に落ちない。
そもそも、このトレーニングが始まった切っ掛けは……。
以前、飼い主が"歯磨き" といいながら、私の口に色々な物を入れようとしていたが、歯を食いしばって阻止したことがある。
嫌なものは嫌だっ!口の中を触られるのが大嫌いなのだ。
何度もこのやりとりをしたが、絶対に口を開けない私に対して、飼い主達は非常に困った顔をしていた。
さすがに諦めたのか、しばらくは歯を触られることは無かったが、1週間くらい前にある出来事があった。
私の口の中に傷みたいなものを発見した飼い主が、それを見せろと凄んできた。
いつものように必死に抵抗したが、今回はなかなか引かない。
しばらくすると、私の口をこじ開けようとしていた飼い主が、急にトーンダウン。
ため息をついて、今度はパソコンと睨めっこを始めた。
うちの飼い主は、困った時は必ずパソコンに依存する。
カタカタ音を立てながら、何か調べているようだ。
すると、パソコンに向かっていた飼い主が、突然おやつ箱へ移動し、片手に大量のおやつを持った。
そして、私の歯に触れたかと思ったら、直ぐに口から手を離して、おやつをくれる。
これを繰り返し始めた。
また、パソコンが飼い主に何かを吹き込んだらしい。
不思議なトレーニングが始まったのは、確かこの時からだ。
無理に口を開けることも、芸をする必要もない。黙って座っていれば、口の中に勝手におやつが入ってくる毎日だ。
少し気持ちが悪い。
しかし
何日も同じことを繰り返しているうちに、こうも思える様になってきた。
報酬は確実に貰えるのだから、歯を触らせるくらい我慢してもいいか。
行動の直後に楽しいこと、嬉しいことがあると、またその行動をしてくれる。行動の強化(正の強化)
動物も人間と同じで、嫌なものは嫌なのだ。
動物に過度なストレスが掛からないように、日常のケアや医療行為ができるようになったら、素晴らしいことではないだろうか。
とりあえず、歯は触らせてくれる様になったが、まだ歯磨きまでの道のりは長い。
夏を犬と過ごす。
しかし暑い。
やっと梅雨明けしたかと思ったら、一気に夏が訪れた。
日中の気温は、あさっりと30度越え!
外に出るだけで、危険なレベルだ。
"子供の頃、こんなに暑かったけ?"
毎年言ってるセリフを、今日も発した気がする。
これでは、せっかく晴天でも日中の散歩は厳しい。
この時期、散歩に出かけるタイミングには、かなり気を使う。
そう言えば、
"犬のおさんぽ予報" というのをご存知だろうか?
路面の温度を時間毎に見ることができ、何時だったら安心して散歩できるのか、予報で出してくれる。
散歩の判断をするのに非常に便利だ。
>>犬のおさんぽ予報
ぜひ、参考にしてほしい。
"犬のおさんぽ予報" を紹介しておいてなんだが、
我が家は、夏場の散歩をほぼ諦めている。暑さを回避するには、かなり早い時間か遅い時間に限定されてしまう。
暗い時間帯の散歩は怖いし、朝は起きられない。
私の体は、午前5時より前に鳴るアラームを受け付けないらしい。
なので、
地面が土や芝で、しかも簡易プールがあるドッグランに、夏場は依存している。
さすがに日中は無理だが、散歩よりも選べる時間の幅は広がる。
多少暑くても、路面の心配はいらないし、プールでクールダウンもできる。
なので今日も午前中からドッグランへ。
ドッグランに着くと、既にゴールデンの友達が遊んでいた。
入口を開けた途端に、2頭で走って→プール→ワンプロ→プールを繰り返す。
犬でも熱中症になってしまうので、夏は定期的に水に浸からないと危険だ。
幸い、暑い時は、かなりの頻度で自分からプールに飛び込んでくれるので、今のところ安心している。
それにしても
プールの存在は偉大だ。
これがなければ、夏は遊んでられない。
本当に偉大なのだが……やはり、こうなってしまう。
先程とは、様変わりした水の色
アマゾン川より濁っている泥水。
何度水を入れ替えても、出入りの頻度が高いので、焼け石に水だ。
毎日泥だらけで帰ることになるが、これだけ暑い中で適度に運動ができて、水にも浸かれるので、汚れるくらいは仕方がない。
犬も楽しそうだし。
しかし、
飼い主は、ただただ暑い!という覚悟が必要である。
楽しそうに遊んでいる犬とは対照的に、人間は罰ゲームに近い。
ボールやディスクを何度も投げさせられるが、水に浸かることはできない。
一緒に走らされたり、引っ張りっこさせられたと思ったら、奴らは自分だけプールへ行ってしまう。
汗だくになりながら、プールの中の犬を見守ることになる。
随分と気持ち良さそうじゃないか……もし夏場にドッグランを使う機会があれば、自身の熱中症にも注意して欲しい。
大変なことも多いが、やはり夏は楽しい。どうしても外で犬と遊びたくなる。
"犬のため" なんて言いながら、実は自分が一番楽しんでるのだろう。
熱中症対策しながら、今日も夏を楽しんでいる。
おしっこレーダー犬
我が家の犬は、
"おしっこレーダー犬"
と呼ばれている。
どちらかというと、馬鹿にされてる感じがするが、実は皆んなの役に立っているのだ。
ドッグランでは、犬が施設内でおしっこをした時、必ずオレンジエックスという洗剤の入った水をかける。
オレンジエックスとは、
汚れ落とし、消臭、殺菌の効果があり、オレンジオイルが主原料であるため、環境にも優しい。万能洗剤なのだ!
犬がおしっこをする
→ジョーロにオレンジエックスを入れる
→おしっこをした所にかける。
これがドッグランでのルール。
衛生的な環境を維持するために、大切なことだ。
が、
場所を見失うことが多々ある。
おしっこをしたのを確認して、ジョーロを取りに行っている間に、
"あれ?どこだっけ?"
とか言いながら、必死でおしっこ跡を探している人をたくさん見かける。
ドッグランは、広々とした芝の施設。
一度見失うと、人間の目だけで発見するのは困難だ。
そこで彼の登場!
呼んだか?
彼はマーキングが大好き!
ドッグランで誰かがおしっこをすると、直ぐにマーキングに出向く。
まだおしっこ真っ最中の子の横で、したりもする。
ひどい時は、かけてしまったこともある……ごめんなさい。
それくらい、マーキングに精を出す。
一見、困った性癖…ではなく習性のように思うが、ドッグランではこれが役に立つのだ。
犬のおしっこを見失った飼い主さんは、必ず彼を召喚する。
「こっちおいで〜」
むっ、誰かが呼んでいる!彼が、ゆっくりとその場に赴くと、おしっこを見失った人間は彼に「どこ?どこにした?」と尋ねる。
「まぁ、待て。慌てるな」
そう言って、周辺の臭いを調べはじめる。
彼の表情は真剣だ。
次第に周りにも緊張が広がる。
誰もが無言になり、彼の動きに釘付けになっていく。
……そして
!!
ここだぁ〜!
高らかに足を上げ、狙いを定める。
目標目掛けて発射!
ジョジョジョ〜。
彼の嗅覚は獲物を逃さない。
そしてピンポイントで撃ち抜く!
「おりこーさん!ありがとう」
そう言いながら、目的の場所に水を撒いている人間に対して、彼は無言で去っていく。彼の背中は、「礼などいらん」そう言っているようだ。
彼の名は、
おしっこレーダー犬
今日も困っている人々を助けるために、マーキングを続けている。
ありがとう、おしっこレーダー犬!
……疲れてるのかな?
何を書いてるんだろうか。
犬の反応に期待する飼い主
犬の反応が見たくて、ぬいぐるみなどの玩具を与えることがある。
特に動く玩具に対してどんな反応するのか?飼い主の好奇心をくすぐる。
動画などで見る、予想外の展開についつい期待してしまう。
ということで
先日、動く仔犬の玩具を購入してみた。
腹のスイッチを押すと、ワンワン言いながら動くヤツだ。
10分弱動かしてみたが……
反応は、だいたい予想通り。
彼は、ビビリ&犬見知りだ。
絶対に玩具には近づかない。
一定の距離を保ちながら、遠巻きに様子を伺う。顔が、完全に怒っている。
得体の知れない物がチャカチャカ動いているのが、気に食わないのだ。
「なんだお前は💢」
そんな感じなのだろう。
しかし、絶対に近づかない!
玩具が近づいてきた時は、後退りする。
慎重に玩具の動きを観察するのだ。
しばらく動かしていると、なんとなく無害だということに気づき始める。
そして飽きる。多少の警戒心は残っているので、それでも距離は詰めさせない。
その後は、一定の距離は保ちつつの無視。ずっと煩わしそうに、目で玩具の動きを追うだけ。
どうしても動きが気になるが、"無視する" という構えは崩さない。
犬の玩具に対しては、基本的に "触らない" が彼の反応だ。
う〜ん、映えない反応……。
以前購入した "ヒヨコの玩具" の時は、違う反応をしていた。
最初に睨みつけるところは同じだが、ヒヨコの時は直ぐに距離を詰める。
そして、バタバタと足を動かし続けるヒヨコに必死で食らいつく。どんなに苦戦を強いられても、果敢に攻撃し続けていた。
ヒヨコの場合は、常に臨戦態勢だ!
う〜ん、動きはあるが普通の反応。
次にコストコで購入した"ぬいぐるみ"。
動かない物への反応は?
まずは、恒例の睨む。ヤンキーと同じである。
そして嗅ぐ
さらに嗅ぐ
まだ嗅ぐ…
動かないぬいぐるみは、匂いを嗅いだだけで終了。
結局、なにも起こらなかった……。
こういう時、飼い主は派手な反応や予想外の展開に期待してしまうもの。
あわよくば、インスタやツイッターで"バズって" なんてことを期待してしまうが、こんなもんである。
過剰に期待してはいけない!
普通のことに満足でき、幸せを感じられる人間に成長したいものだ。
犬と言葉
我が家には、
「このタイミングでそれを言わないで!」
という言葉がいくつか存在する。
それを聞いてしまうと、犬が面倒な反応してしまう言葉だ。
例えば
"散歩"
散歩に行くつもりも無い時に、うっかりこの言葉を会話で使うと……今、散歩って言ったな?
…聞き逃さない。
「違うよ。今は行かないよ。」と説明しても、もう手遅れだ。
何を言っても、目の前で首を傾げるばかり。もう一度、"散歩" という言葉を聞こうとする犬に、ずっと睨まれることになる。
そしてストーカー行為が始まる。
どこに移動しても、近くに寄ってきて、
「今なんて言った?もう一回言って!」
と言わんばかりに目を合わせてくる。
結局、本当に散歩に行かされたケースも何回かある。
なので、犬の前での会話は非常に神経を使う。…面倒くさい。
他にも
「ご飯」「おやつ」「ドッグラン」「行く」「ゴミ」
なども、"うっかり使ってはいけない言葉"リストに入っている。
ちなみ「ゴミ」は、ゴミ捨てに一緒に行っていた為、犬の中では"ゴミ=散歩" になっているらしい。
う〜ん、面倒だ。
基本的に自分にメリットのある言葉には、非常に敏感に反応するので、注意が必要だ。
迂闊に口にすると、ロックオンされてしまう。
自分で犬を飼うまでは、こんなに言葉に反応する動物だとは思っていなかった。
なんとなく話し掛けたりしていたが、意図をしっかり伝えるつもりは、さらさらなかった。
しかし、犬は人間が教えようとする言葉以外でも、生活の中で発生する言葉を自然と覚えていく。
そして、覚えた言葉に対しては、必ず反応する様になるのだ。
犬が人間の言葉に対して、反応し行動出来るということは、よくよく考えたら、凄いことだと思う。
これは、言葉が人間と犬とのコミュニケーションツールの1つとして、成立しているということだ。
そう考えると、もっと話し掛けてみたくなる。
たくさん言葉を覚えれば、コミュニケーションの幅が更に広がりそうだ。
それに……
犬が聞いてるこの仕草が大好きだから、余計に話し掛けたくなる。